| 日本美食学会おすすめの人気富士宮やきそば店TOP50のレビュー。口コミ以上の文字コミで富士宮市グルメを堪能! |
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NIHON BISHOKU GAKKAI 富士山グルメ 富士宮駅・西富士宮駅周辺 富士宮やきそばランキング TOP50 & 日本美食学会の「富士宮市は、買い食い禁止の小学校校則を撤廃して欲しいな運動」編 ![]()
1 富士宮やきそばとは 富士宮やきそばは静岡県富士宮市周辺で食べられる蒸し麺からなるやきそばのことであります。B級グルメの大会であるB−1グランプリで、第一回、第二回と二連覇したことで全国的に有名な料理となりました。また郷土料理を利用した町おこしの成功例としても関心を持たれています。では、その特徴をまとめてみます。 (1)固い麺 麺は一部の店舗を除き、マルモ食品工業、叶屋、曽我めん、荒川製麺などの製麺所で作られたものを使用します。これらの製麺所では茹で工程で麺を仕上るのではなく、蒸し工程にて麺を仕上ることが特徴となります。そのために茹で麺に比べて固い食感が特徴となるのです。 (2)ラードと肉かす 基本は鉄板にラードを挽き、具材や麺を炒めます。また具材には肉かすと呼ばれるラードを絞った際に残る豚の脂身が使用されます。上手に炒めると油分の多さからパリッとした食感を楽しめるスナッキーものに仕上がります。上品なものではありませんが、他では食べられない個性的なB級具材であります。 (3)地場産の野菜と富士山からの霊水 富士宮は牧場なども多く、空気、水の美しい土地柄です。富士山からの地下水と、空気の美しい広大な大地で生まれた地場産の野菜を楽しめるというのも魅力の一つ。B級と言われながらも、実は高級料理店以上の食材が使われているのです。 (4)駄菓子店というスタイル 富士宮やきそばのスタイルとしては、大衆食堂、鉄板焼き店、スナック、居酒屋など様々なものがありますが、最も特徴的なものが小学校前の駄菓子店でも作られるということ。駄菓子店のおばちゃんが子供たちに振舞うやきそばでもあるのです。そのため昔の子供たちは、鉄板を囲みながらおばちゃんとの会話を通じて社会性を学んだのです。しかし昨今では、子供の買い食いが禁止されることが多く、駄菓子店タイプのやきそば店も、実際には観光客向けのパフォーマンスになってしまいがちな傾向もあります。鉄板を囲むことで、同世代以外の方々とのふれあいができる富士宮やきそばです。 携帯電話よりも濃密な鉄板越しの会話にこそ、小学生や中学生が学ぶべきものがあると思うのですが、現状は残念なものであります。 (5)おばちゃんや地元の方々との会話が楽しい 日本美食学会の考える富士宮やきそばの最大の魅力は、これではないでしょうか? 吉田のうどん店では、自らが積極的に動かない限りは、自分以外のお客さんや店主と会話をする機会はまずありません。しかし小規模の富士宮やきそばのお店では、鉄板を囲んだ瞬間に皆が友人と言った印象で、100%近い確率でお店のおばちゃんや他のお客さんとの会話が始まります。お世辞も上手でユーモアに長けた富士宮の方々は実に素晴らしい人柄。 元気も回復、笑顔も復活するのが富士宮やきそば店における、人の輪の力であります。 2 富士宮やきそばの歴史 富士宮やきそばを生んだのは、マルモ食品工業(1951年創業)の創始者である望月晟敏氏が、戦時中に戦地で食べたビーフンの味が忘れられず、それを再現しようと試みた過程で生まれたと言われます。麺をゆでるのではなく、蒸すことで麺を作るほか、面の表面にはうっすらと油をコーティングします。これによりそれまでのやきそば麺よりも賞味期限が長くなるなどのメリットも生まれたようであります(現在の富士宮やきそばの麺の賞味期限が他より長いということはありません)。富士宮地区は浅間大社もあり、富士講のために訪れる人も多い地区です。賞味期限の長い郷土料理はお土産に適していたのです。 また製糸業の盛んだった戦後の富士宮地区では、そこで働く女性工員が食事をする場として富士宮風お好み焼きの鉄板焼き店が賑わっていたようです。そのためお好み焼きと同様に鉄板で焼かれる富士宮やきそばもより普及しやすかったと思われます。 このようにして整理してみると、富士吉田のうどんと富士宮やきそばには共通点が多く見受けられます。 吉田のうどんは富士講に訪れる方にうどんを振舞うために生まれた料理であり、日常食として根付いた背景には機織を行う女性に振舞うためにつくられたことが上げられます。貧しい時代に腹を満たすために固く太い麺が好まれたこともあるでしょう。 一方で富士宮やきそばもまた富士講のお客のお土産としても使われ、また製糸業の女性工員の食事として普及したものであります。同じように戦後の食事として広まり、固い麺であることを特徴とします。また吉田のうどん同様に、キャベツを沢山用いるものでもあります。 もちろん違いもあります。吉田のうどんは手打ちですが、富士宮やきそばの麺は製麺所による量産品です。また吉田のうどんは主に男性がつくりますが、富士宮やきそばは女性がつくります。しかしその両者に共通するのは、その土地の歴史や風土といったものがあってこそ生まれ育ったということであります。 町おこしのために無理矢理作った郷土料理ではなく、郷土で愛される土地に根付いた料理であることに最も大きな意味があると思えます。 事実、吉田地区では多くの方がお昼はうどん店に足を運びます。富士宮もまたしかり。一人当りのやきそば消費量が日本一なのだそうです。 味がどうこう以上に、心が温まり、同時にその土地の文化を感じ取れる・・・、このような感動を得られることが郷土料理の醍醐味だと思うのですね。 3 やきそば以外の鉄板焼きメニュー 富士宮やきそばを提供するお店では、やきそば以外のメニューもみられます。特にお好み焼きをメインとするお店も多いので、そちらも楽しんで欲しいところです。 富士宮流のお好み焼き(洋食焼きと呼ばれています)はキャベツをたっぷり入れて量を増やします。そして大阪風のように生地をふっくらさせるのではなく、広島風のそれに近いクリスピータイプが基本です。そのため時間をかけて薄くパリッと生地を焼き上げようとするのですが、焼き時間を待てない富士宮市民の流儀は、お好み焼きを上から鉄板に押し付けてしまうというもの。一般的には生地を潰さないように注意するのがお好み焼きの美味しい焼き方と言われていますから、小さいようで大きな個性といえるものであります。また、富士宮やきそばが生まれる以前から、富士宮ではお好み焼き店が多く並んでいたと言われます。そのような意味では富士宮やきそばよりも、むしろ富士宮お好み焼き(ソースという西洋のタレを使うという意味から洋食焼きと呼ばれています)の方が、より富士宮の歴史を背負っているのかもしれません。 しかしB−1グランプリではお好み焼きは出されません。 なぜかって? 焼くのに時間がかかると、沢山のお客さんに提供できず、票数が伸びないんですね。 その点、やきそばは1分で作りますから、有利なことは間違いありません。 そしてこれぞ富士宮と言えるメニューが「しぐれ」です。 しぐれは富士宮流のお好み焼きに富士宮やきそばを入れたもの。通常の富士宮やきそばよりも焼き時間が長くなるためにより固い食感の麺が楽しめます。弾力性は失われる反面、ロースト感が強くなるのです。もっとも殆んどの方は食感の違いから選ぶというよりは、お好み焼きもやきそばも食べたいという欲張り感からしぐれを注文するのですが、これもまた個性的な一品として味わって欲しいものであります。 最後におでんです。 お好み焼きは待ち時間が長いので、その間におでんを食べて待つのが富士宮のスタイルの一つ。いくつかの店では一年中おでんを用意していますが、静岡おでんのような黒い汁であり、イワシの削り粉をかけて食べます。静岡おでんのように甘口に仕上ないのが富士宮流で、富士宮おでんとして紹介しているお店もあります。 それでは皆さんのお好みのお店とお好みのメニューを見つけていただきたいと思います。 何よりも大切なのは、その味ではなく、お店でのコミュニケーションの楽しさです。 お店ごとに集う人々の性格は異なるかもしれません。 自分が居心地よいと感じるお店を探すこと・・・これが富士宮やきそばの面白さであります。 ちなみに日本美食学会の「ホームやきそば」は、ソバージュ、うたちゃん、杉山、前島、「ホームお好み焼き」はすぎ本、ふみ、前島、杉山、「ホームしぐれ」は若林たばこ店、おたふく、前島かな。 富士山グルメ 富士宮駅・西富士宮駅周辺 富士宮やきそばランキング詳細データ FUJINOMIYA YAKISOBA 日本美食学会による富士宮やきそば店の評価表です。個々の要素を元に独自の計算式から総合評価を行っています。 個々の項目の得点及び、個々の項目の総合評価における影響度、そしてそれらから求められた最終的な総合評価は、 日本美食学会独自のものであることをご理解ください。 なおランキングの対象は日本美食学会が富士宮やきそばの聖地と感じる場所のお店であります。 聖地とは浅間大社(富士宮駅、西富士宮駅周辺)から富士講に向かう方が寄ることがあるような地域であります。 逆に言えば、富士市や沼津市、山梨県の富士宮やきそばを出す鉄板焼き店は対象ではありません。 さらには富士宮市内であっても、広大な敷地の富士宮市でありますから、 この聖地から離れた地域の鉄板焼き店も対象から外しました。 どうしても富士宮の郷土料理という点からの評価も加わるために、 日本美食学会の考える「富士宮らしい地域」を外れてしまうと、 同じ基準で評価ができ無いのであります。 その辺をご理解いただきたいと思います。 なお日本美食学会が特に愛するお店は、フライパンや中華鍋ではなく鉄板で焼くお店であり、 焼き手のおばちゃんや、地元の方とのお話が楽しいと思えるお店であります。 |
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